先日、手持ちのストラトを2ハムからHSHへと改造した際に、そのついでにObsidianWireを導入してみました。
ObsidianWireとは、ギターのボリューム、トーン、ピックアップセレクターなどのコントロール部があらかじめ組み込まれ一つの回路になった製品です。
導入するメリットとして感じたのは以下の通り。
- ハンダ付けが不要
- ボリュームの抵抗値がハムとシングルで可変するため、SSHやHSH配列のギターにおいてどのセレクター位置でも適切な抵抗値で運用できる
- トーンノブのPush/PullでフロントピックアップがONになるため、一本のギターで出せる音色が多い
そんな感じで、取り付けたあとの感想としてはかなり好印象です。
しかしながら、簡単に取り付け出来ると思って買ったわりには、取り付けに苦労するポイントがいくつかありました。
今回この記事では、お手持ちのギターにObsidianWireを導入してみようか気になっている方に、そんな注意点をお伝えしていきたいと思います。
体験してわかったObsidianWire取付時の注意点
内容物
まずは内容物について触れていきたいと思います。
本体とジャック、それにネジとワッシャー。
ポッドとピックアップセレクターのノブは入っていないので、今のギターから流用するか新しいものを用意する必要があります。
上の画像に写っているパーツ+配線のマニュアルが全ての内容物です。
日本語のマニュアルが必要な場合は、海外のお店から個人輸入するよりも日本のお店から買ったほうが確実だと思われます。
僕はAmazonにてchuya-onlineさんが販売されているものを購入しました。
さて、ここからが問題点です。
サイズの合わないネジ
ピックアップセレクターをピックガードに固定するためのネジが2本入っているのですが、サイズが全く合いません。
付属のネジが太すぎて、穴に全く合わないんです。
正しい寸法のネジはピックガードをボディに固定するネジと同じサイズで、たまたま手元に余りがあったので事なきを得ました。
融通の効かないポット位置
これは3つのポットが固定されている製品である点から想像しておくべきでしたが、ピックガードに加工が必要でした。
僕のケースの場合は、2ハムのストラトをHSHにするため新たな社外品のピックガードを購入したので、Fender純正ならバッチリはまったのかもしれません。
きっちりはめるためにはリューターで穴を広げる必要があり、少し削ってはめてみてを繰り返して使用できるまで加工する必要がありました。
そんなに難しい加工ではないですが、手元に工具がないとどうにもならないので注意です。
そして穴を広げる際に注意したいのは、トーンポッドとピックガードのネジ穴がかなり近いので、広げる時はそっちに穴が寄り過ぎるとうまくボディにハマらない可能性があります。
ネジ穴に近く、背の高いトーンポット
これはObsidianWireの中でもPush/PullでフロントピックアップをON/OFFできる物に限った話なのですが、トーンポットの背が結構高いです。
ザクリの浅いギターだとボディに干渉してしまう可能性があります。
Fenderのアメスタには無加工で行けましたが、他メーカー品だとボディ側に加工が必要になる恐れがあります。
以上が購入前には分からなかったObsidianWireの取付時の注意点です。
今回のまとめ
今回の記事ではObsidianWireを取り付ける際の注意点について取り上げました。
決して製品をディスりたい訳ではなく、取り付けたあとの使用感はとてもいい感じですし、僕以降の導入する方がよりスムーズにObsidianWireを導入できれば良いなと思い記事にしました。
それでは