【DTM】超簡単なShimmer Reverbの作り方【音サンプルあり】

DTM
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突然ですが、Shimmer Reverb(シマーリバーブ)と呼ばれるリバーブはご存知ですか?

プレートやルーム、スプリングなどのリバーブとはひと味違った、エフェクト要素の強いリバーブです。

「Valhalla Shimmer」のような専用のプラグインも販売されていますが、今回は専用のプラグインを使うことなく簡単に作成する方法を記事にしていこうと思います。

↓こんな普通のパッドを↓

ビフォー。

↓こんな感じにするところまで即マスターできます。↓

アフター。

では、本題へと入ります。

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超簡単なShimmer Reverbの作り方

Shimmer Reverbの仕組み

「そもそもシマーリバーブって何なん?」という点を簡潔に説明します。

シマーリバーブとは、普通のリバーブに1オクターブ上の音が加わったものです。(1オクターブ下でもOK)

ということは、普段掛けているリバーブに加えて1オクターブ上のリバーブ音を作ってプラスすることで、専用プラグインなしでもシマーリバーブを作ることができます。

2つのリバーブを作る

センドで使用するFXトラックを2つ立ち上げ、それぞれ普通の物と1オクターブ上の物の2種類のリバーブを作ります。

  • [FX1]ルームやホールリバーブ
  • [FX2]ピッチシフター(+1oct)→ルームやホールリバーブ

ピッチシフターは1オクターブまで上下出来るものであれば何でも良いです。

今回は、WAVESのSound Shifterを使いました。

ピッチをオクターブ上に設定するだけ。

それぞれにセンドで送る

シマーリバーブを掛けたいトラックを、上記の2つのFXトラックに対してセンドで送ります。

ドライ。
[FX1]を加えたもの。
さらに[FX2]も加えたもの。

それぞれの送り量を調節して掛かり方を整えれば、これで基本的なシマーリバーブの完成です。

お好みでさらにひと手間

もう少しゴージャスな感じにしたかったり、オクターブ上の音を加えたら高音域が耳に痛い場合など、もう一声なんとかしたい事もあるかと思います。

そんなときに[FX2]に対して試してみてほしいのが次の3点です。

  • ステレオイメージャーで広げてみる
  • コーラスなどのモジュレーションを掛けてみる
  • うっすらハイカットする

これらを行ってみたサンプルがこちらです。

以上、簡単にシマーリバーブを作る方法でした。

パッド以外の音源にもOK

今回はパッド音をサンプルとして使用しましたが、シマーリバーブは元々ギターに対して使われることもあるように、他の楽器へ使用することも全然OKです。

↓試しにピアノに使ってみたものがこちら↓

ビフォー。
アフター。

別の楽器をもう一本重ねたような、先程とはまた違った雰囲気のリバーブに聞こえます。

今回のまとめ

今回の記事では、専用プラグインを使用することなくお手軽にシマーリバーブを作る方法をご紹介しました。

クセのあるサウンドなので使い所は選ぶかもしれませんが、独特の雰囲気を出したい場合はぜひ参考にしてみてください。

それでは。