【DTM】簡単なゲートリバーブの作り方

DTM
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80’sやSynthwaveなど、どこか懐かしいような曲で耳にするゲートリバーブ。

かなり個性的で印象に残る音だけど、実は作り方さえわかれば誰にでも簡単に作れちゃうんです。

今回はそんなゲートリバーブの作り方について分かりやすく解説して行きたいと思います。

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4つの手順でお手軽ゲートリバーブを作る方法

今回作ったサンプルはこんな感じです。

このようなスネアの音を作れるようになるまでを順を追って解説していきます。

手順としては4つほどで、

  • ビートを作る
  • リバーブをかける
  • リバーブにゲートをかける
  • 質感補正

この順に進めていきます。

1.まずは普通にビートを作る

まずはシンプルなもので構わないので普通にビートを打っていきましょう。

今回のゲートリバーブ無し時点のサンプルはこんな感じです。

単純なキックとスネアに、ハイハットのループを貼っただけの超シンプルなものです。

2.スネアにリバーブを掛ける

スネアにリバーブを掛けていきます。

スネアに直接インサートしてもいいし、センドでFXバスに差したリバーブに送ってもいいし、かけ方は好みで構いません。

ただそれぞれの長所と短所は理解して使い分けたほうが良いとは思います。

インサートのほうが簡単ですが、リバーブの音にだけEQを掛けるという事はできません。

反対にセンドはEQもコンプも歪みも自由ですがトラック数も増えますし、センド量とFXバスのフェーダーと音量調節もややこしくなります。

かける方法はどちらでも良いとして、ここでかけるリバーブはディケイを長めで派手に行ったほうがのちのち結果的に良い感じになります。

リバーブをかけた時点ではこんな音です。

このままだとうっとおしいほどのリバーブですが、ほとんどゲートで切ってしまうことになるのでこの時点ではこれくらいでもOKです。

プラグインの設定はこんな感じです。

今回僕はArturiaのRev LX-24を使いましたが、これ以外のものでも使うものは何でも良いです。

3.リバーブにゲートを掛ける

次は作ったうっとうしいほどのリバーブに対してゲートをかけていきます。

インサートでもセンドでもリバーブの後列にゲートを差します。

今回僕はStudio Oneに付属するゲートを使いました。

プラグインの設定はこんな感じ。

ここの設定次第で余韻をもっと短くも出来るし、長くも出来ます。

何が正解ということもないので、自分の好きな感じや今作ってる曲に合いそうな感じに調節すればOKです。

この時点でゲートリバーブは90%完成です。

4.質感を補正する

最後に、EQやコンプなどを使ってやることでリバーブ音の質感を調整することができます。

例えば何かもっさりしてると思ったらリバーブのローを削ってやるとか、音量が暴れてゲートがかけにくいならゲートの前にコンプを挟むとか、そういった作業をします。

この作業はドライ音が巻き込まれないのでセンドでリバーブを扱っている方がやりやすいです。

先程完成したものと、それにEQをかけたものの比較がこちらです。

少し高音域を持ち上げただけで質感が変化しました。

こういった調整まで終えれば、100%完成です。

今回のまとめ

今回は簡単にゲートリバーブを作る方法を紹介しました。

使うリバーブはもちろん、元のスネアやクラップなどを変えることでも様々な違った音が作れますので、気に入ったら色々と試してみてください。

そしてStudio Oneを使用している方には以前書いた付属プラグインのゲートについて解説した別記事がありますので、よければそちらもお読みください。

それでは。