【2024】Addictive Drums 2がアップデートで色々変わった事についてのレビュー【Ver2.5】

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Addicitive Drums 2は2024年でもう10年選手となる息の長いドラム音源です。

いつ3がリリースされてもおかしくないと思っていましたが、今回Ver2.5へのアップデートがあり外見や機能に色々と変更点や追加要素があり、まだ当分Addicitive Drumsは2のまま行きそうな雰囲気です。

この記事では、Ver2.5で変わった点や追加された機能について取り上げていきたいと思います。

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Addictive Drums 2がアップデートで色々変わった事についてのレビュー

外観が変化

見た目が何だか白っぽくなりました。

フェーダーやスライダーの表示も洗練され、見た目だけの話ですがNIのMassiveからMassive Xへの変化と同じような印象を受けました。

キックのBeater/FrontやスネアのTop/Bottomの項目も目で見てわかりやすい表示に変更されました。

プリセットブラウザが見やすくなった

今までは持っているADpakも持っていないADpakもリリース順に全部表示されていたり、ADpakの表示も四角いアイコンだけだったりで見にくかったのですが、その点が少し改善されました。

個人的にはかなり見やすくなったような気がします。

もちろん前からあったSound Ideal機能なども健在です。

コンプレッサーにロケットモード搭載

内蔵されているコンプレッサーにロケットモードが搭載されました。

GRメーターの上のボタンでオン・オフします。

「ロケットモードとは・・・?」となると思いますが、コンプをマルチバンドへ変化させる機能です。

オンにすることで、キットごとに適した設定がされたマルチバンドコンプレッサーへ変化します。

ロケットモードでは、かなり激しく掛けても破綻した音にならずド派手な音に変化します。

スネアに対してコンプ無し、普通のコンプ、ロケットモードと3つのサンプルを用意しました。

変化が分かりやすいように、かなり激しめにかけてみました。

普通のコンプだとこれだけ強く掛けるとジャラジャラ感が強すぎて悪目立ちしています。

対してロケットモードでは派手ではあるものの帯域的にスッキリしている部分もあり、こちらのほうが聴いていられる仕上がりになっていると思います。

EQにアナライザー搭載

近頃のEQでは当たり前になってきましたが、EQの背後にいま出ている音の帯域が表示されるようになりました。

視覚的に山のでかい帯域がわかるので、出過ぎたところをカットする際などはずいぶんとやりやすくなったと思います。

さらに帯域ごとにソロで聞ける機能まであれば完璧と言いたいのですが、残念ながらそこまでは搭載されていません。

ゲートが搭載

ドラムに掛けるエフェクトとしては定番のゲートですが、ついにAddicitive Drums自体に搭載されました。

今までディレイとリバーブの調整を行っていたFXタブ内にゲートが追加され、1つのゲートでキック、スネア、タムそれぞれに異なるスレッショルド値を設定することが出来ます。

ただとても残念なのが、キット単体に対して掛けるのではなく、2つあるセンド先のエフェクトチャンネルに搭載された点です。

センドで送った先のディレイやリバーブを通ったエフェクト音に対してゲートを掛ける機能なので、生音のリリースを調整する使い方には適していません。

タムやシンバルのリリースを調整したいだけの場合、今まで通り各キットのボリュームエンベローブのADSRをいじる事になります。

今回のまとめ

今回はAddicitive Drums2のVer2.5アップデートでの変更点について取り上げてみました。

個人的には、発売から10年経っても無料で色々とアップデートしてくれることへ感謝の思いがある一方で、「当分Addicitive Drums3は無さそうだな・・・」という感想も持ちました。

今回の新機能の追加も踏まえながら、まだまだAddicitive Drums2を使っていこうと思います。

それでは。