ストリーミング時代が本格化しCDを買うことも少なくなった、という人も多いのではないでしょうか。
僕も時々は購入していますが、新譜を何枚も購入することはめっきりと減りました。
今回の記事では「今まで集めたCDはずっと持っておきたいけど、めっちゃ場所とってんなぁ…」という悩みをお持ちの方に向けて、僕が導入しているCDの整理方法を紹介します。
その方法とは、元のケースは捨ててメディアパスに入れ替えるという方法です。
より詳しく掘り下げていきます。
CDの省スペース化に役立つソフトケース「コクヨ メディアパス」
メディアパスとは?
メディアパスというのは、コクヨから販売されているCD収納用のソフトケースです。
見た目はこんな感じ。
透明に少し白身がかった色合いの、シンプルなソフトケースです。
似たような商品がエレコムからも販売されていますが、それぞれの製品の品質の違いについても記事後半で記載します。
一般的な不織布ケースとの違い
CDのソフトケース自体は、CD-Rの保存で定番な不織布のものなどが以前より存在します。
そういったものとメディアパスの大きな違いは2つあります。
1つ目は、帯も歌詞カードも背面ジャケットもちゃんと保存できるということ。
2つ目は、2枚組用の製品も販売されているということ。
最近はCDの販促のためか、ライブ映像やPV集が付いて2枚組となっているCDも多いので、2枚組用の選択肢があるのは助かります。
そして、一般的な1枚組のCDを実際に収納した写真がこちらになります。
帯や歌詞カードもきれいに収納できます。
一般的なCDケースとの比較
最も大事なのが「どれくらい省スペース化できるの?」というところだと思います。
次の画像は、一般的なCDケースとメディアパスでそれぞれ10枚ずつ重ねて比較したものです。
CDケースがおよそ10センチなのに対して、メディアパスはおよそ5センチと半分の厚みです。
実際は歌詞カードの厚みがCDごとに違うこともあって、全てのCDが同じ厚みになるというわけではありませんが、ほぼ半分になるという感覚でOKでしょう。
このことから、例えば今お使いのCDラックが100枚収納のものだった場合、全てメディアパスに入れ替えることで同じラックに200枚前後収納できるようになるという訳です。
僕はこの半分ぐらいのスペースまで片付くという点が決め手となり、紙ジャケのものなど一部の例外を残してケースを入れ替えることにしました。
メディアパスの残念な点
褒めてばかりでもあれなので、ここで少し残念に思う点を述べます。
まず1番は、すぐに売りに出せなくなるということです。
もしCDをどこか買取に出そうと思った時、元のケースがないというのがメディアパスに移行した際、一番のマイナス面ではないかと思います。
僕は売りに出す気はまったくなかったので気にしませんでしたが、そういうこともありえる方は少し考えてみたほうが良いかと思います。
次に、探してるCDが少々見つけにくい点です。
特に帯のないものなんかは、探しにくい時があります。
ぎゅっと詰めて収納した時、こんな感じです。
ちょっと何がなんだか、探しづらくないですか?
僕は対策として、CD店のようにアルファベット名のプレートを間に入れることと、紙ジャケットのCDタイトルなんかを目安にすることで、探しやすくする工夫をしています。
この画像は、さきほどの画像の少し左の部分なんですが、Notnig’s Carved In Stoneの背表紙、「O~P」の札、OFFSPRINGの背表紙、というところを目安とすることで比較的探しているものが見つけやすいです。
ちなみにアルファベット名のプレートは手作りです。
透明な下敷きをハサミでカットしたものに、アルファベットのステッカーを貼っただけのものです。
どちらも百均で見つけることが出来れば、制作費200円でいけます。
エレコムの製品との比較
エレコムから販売されているものは、作りはほとんど同じものなのですが少し質感が違います。
まず外見がメディアパスが少し白濁色でマットな質感なのに対して、エレコムは透明でテカテカした質感です。
そして、メディアパスが厚めのしっかりした素材なのに対して、エレコムは薄くぺらぺらです。
ただ、エレコム製のほうが製品の滑りが良く、歌詞カードの出し入れはやりやすいです。
ぺらい分、厚みもさらに少し削減できるかもしれません。
それと以前はメディアパスは少ない枚数でも販売されていたのですが、最近では100枚入りの多いものしか流通しなくなってしまっているので、少しだけ欲しい人には10枚入りが販売されているエレコム製のほうをおすすめします。
今回のまとめ
僕は何より、溢れそうだったCDラックをなんとかしたいという思いで入れ替えたので、現状に満足しています。
すべての人がメディアパス化がしっくりくるわけでは無いと思いますが、CD整理の一つの答えとして一度検討してみてはいかがでしょうか。
それでは。