毎年新しいStudio Oneが出ることにはもう慣れていましたが、今年はついに名前がFender Studio Proへと変わり少々驚きがありました。
新しいStudio One(今回からはFender Studio Pro)がリリースされた際には毎回人柱覚悟で初日に購入していまして、今回も例に漏れずアップグレードしてみましたので軽く触ってみた感想なんかを書いていこうと思います。
どこまで役立つかはわかりませんが、導入しようか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
【発売日レビュー】Fender Studio Proファーストインプレッション
外観
初回の時間がかかるプラグインスキャンを終えて、立ち上げてみた画面がこちら。

ほぼほぼ以前のStudio Oneのままです。
マニュアルを読むことなくとも以前の感覚で操作していけそうです。
次にソングファイルを開いたものがこちら。

こちらもほぼ変わりませんが、いくつか見慣れないアイコンもあります。
それらも踏まえて、次は気になった新機能について紹介します。
気になった新機能
オーディオトラックにフリーズ
各トラックにアスタリスクのようなアイコンが追加されています。
これはMIDIで打ち込んだトラックを素早くフリーズ化するためのアイコンで、クリックすると次のウィンドウが開きます。

必要な項目にチェックを入れて、フリーズ機能へのアクセスが容易になりました。
チャンネルオーバービュー
FL Studioを使用している動画などでよく見かける、複数のエフェクトを横に並べて表示しながらパラメータをいじれる「チャンネルオーバービュー」機能が追加されました。
表示するには次の画像で赤丸を付けた画面右下のアイコンをクリックします。

この画像の通り、OTTのような純正プラグインではないもののパラメータも調整できます。
ドラム・メトロノーム
通常のメトロノーム音のかわりにドラムのビートを鳴らすことが出来ます。
これによってスケッチ段階で仮のドラムを置きたいときなど、いちいち適当なドラムを打ち込まずとも良くなります。
使い方はメトロノーム設定から設定します。

ウィンドウ下部のスネアドラムのアイコンをオンにすることでドラム・メトロノームが有効になります。
左右のスライドバーで音量、右のタブからプリセットを選び、その下のタブで標準、倍、半分とスピードの設定ができます。
プリセットはバンド系に偏っていますが70以上と結構豊富な数が用意されています。
そして面白いなと思ったのはウィンドウ右上にあるレンダー機能です。
ここをクリックすると次のようなウィンドウが表示されます。

レンダーする範囲を決めてOKを押すことでクリックをWAVEで書き出すことが出来ます。
このクリックをレンダーする機能はドラム・メトロノームもノーマルなメトロノームでもどちらでも可能です。
そして「ドラムをインストゥルメントトラックとしてレンダー」を選択すると次のようになります。

このようにMIDIデータとして展開してくれます。
これによって通常は搭載されているサンプラー「IMPACT」内の音でドラム・メトロノームは再生されるのですが、自分の好きなドラム音源やサンプラーに置き換えて使用することが出来ます。(各音源に合うようピッチ位置の調整は必要)
オーディオのノート変換
ドラムサンプルなどのオーディオ素材をMIDIへ変換できるようになりました。
使い方はオーディオファイルを右クリックして[オーディオ]→[オーディオプロセッシング]と進み、ドラムを抽出もしくは音符を抽出を選択します。
これによってループのビートは気に入ったけど音色は差し替えたいなんて使い方ができます。
ただ今日少し触ってみただけだと抽出する精度は少し甘い気がします。
シンプルなものなら良いのですが、複雑なドラムループの場合は完全には拾えていない感じです。
コードセレクター
コードセレクター自体は以前からありましたが、見た目も変わり機能も増えました。

以前の五度圏の表示よりも選択しやすくなったように思います。
そして下部に表示されているのは選択しているコード以外で良さげなものを提案してくれています。
「とりあえずCで打ってみたけど、ここFでもいいかもなぁ」なんて感じでコードセレクター側の提案へワンクリックで差し替えることが出来ます。
少し触ってみておもったのは、V/IVとか#IVdimとかブラックアダーとか、よく聴かれるコードだけどちょっと複雑なものは提案してこないので、そういうコードを使用する楽曲を作りたい場合は要所要所でしっかり自分でコードを考える必要があるかなと思います。
セカンダリードミナントでVがマイナー化したりIが7thになることは提案してきたりするので、提案してくる幅がどこまでなのかはまだ掴みかねています。
Mustang NativeとRumble Native
Fenderの名を名乗るだけあって、TWIN REVERBをプラグイン化した「Mustang Native「とBASSMANをプラグイン化した「Rumble Native」が付属するプラグインとして追加されました。
これらはAmpireとは別のプラグインとして搭載されています。
Mustang Nativeをもとに少々解説します。

立ち上げるとこのような感じです。
エフェクターはかなりの数が搭載されており、チューブスクリーマーやビッグマフなど有名エフェクターも名前こそ変えていますがそれっぽいものが用意されています。

そしてアンプセクションですが、ヘッドは固定なのですが、キャビネットは豊富に搭載されています。

これだけあると、同じアンプヘッドだからいつも同じ音になってしまうということは避けられるかなぁと思います。
そして気になるのは出音だと思います。
つたない演奏で参考になるかわかりませんが、サンプルをぱっと録ってみました。
1つめはAmpire、2つめはMustang Native、3つめはAmplitubeと同じ演奏に対して違うプラグインをかけています。
触ってみた感覚だとMustang Native結構良いかなぁと思いました。
ただ2種類ともフェンダーアンプなので、ハイゲインを求めるなら前段のエフェクター類で頑張る必要がありそうです。
ちなみに今回サンプル音源の後ろで鳴っているドラムはドラム・メトロノーム機能のものを使用しました。
今回のまとめ
細かく見ると他にも色々な機能が追加されているのですが、個人的に気になったのはこんなところです。
確かに色んなところが進化はしているけど、とてつもない革新があるようなアップデートとまでは言えないかなと感じました。
また触っていて思うところが出てきたら改めて記事にしていきたいなと思います。
以上、僕の発売初日のファーストインプレッションでした。
それでは。


