長く愛用しているAudio-technicaの開放型ヘッドホン、ATH-R70xのR側から異音がするようになりました。
大きめの音がなったときにビリビリといった感じのビビリ音がするのです。
音が鳴らないわけではないので全く使用できないということはありませんが、DTMのモニター用途としては問題ありという感じです。
現行品のR70xaへの買い替えも検討しましたが、価格が結構高いのでまずは自力であがいてからにしようと思いました。
そしてあれこれといじっていたたところ、意外と簡単に症状を収めることが出来ましたので、その方法をここに述べていきたいと思います。
同じ症状が発生して悩んでいる方は一度参考にしてみてください。
発生している異音の原因と対策
異音の原因
今回の異音は音がなったときに片側からビビり音がするというものです。
特に音量が大きな音がなるほど症状は顕著です。
問題をどう解決するかの前に、まずは何故こんな症状が出ているのかを考えなくてはいけません。
ヘッドホンは中の振動板が震えることで音を発生させますが、今回はそれが振動時に何処かに触れているようだと考えました。
つまり振動板がズレている、外れている、といった原因ではないかとあたりをつけました。
今回の症状とは違いケーブルに触れると音が途切れるような場合は、ケーブルの断線が原因でリケーブルすることになるでしょうし、原因によって取るべき対策法が変わってきます。
問題を考察するのに把握しておきたいヘッドホンの構造については、Audio-technicaのサイトに詳しく分かりやすくまとめられているのでそちらへのリンクを置いておきます。
簡単だった解決法
結論から言うと、今回取った解決方法はとても簡単なものでした。
その方法とは、症状が出ている側のドライバーユニットに向かって息を吹き込んでやるというものです。
この発想に至ったのは、振動板が完全に破損している場合はまともに音は出ないであろうことから、振動板に少々のズレや傾きが発生しているだけではないかと考えたことです。
そこで息を吹き込んで風を当てることで、元の位置もしくは異音の原因となる接触が怒らない位置に振動板が動いてはくれないかという目的です。
これが嘘のようにはまり、簡単にビビり音の発生がなくなりました。
吹き込む息はそんなに強く吹かなくても大丈夫でした。むしろ全力で吹き込むのは違う故障を発生させそうでおすすめできません。
挑戦はあくまで自己責任で
方法はとても簡単ですが割と荒い解決手段でもあるので、場合によっては完全に壊れるなど症状が悪化することもあるかもしれません。
簡単な方法で絶対に直るという保証はないので、チャレンジされる方は「もともと修理に出すつもりだったから、出す前に一度やってみよう」くらいの気持ちで行ってほしいです。
Audio-technicaは公式で修理の受付をしており、ドライバーユニットの交換は片側で7,700円が目安となっています。

ビビり音で修理に出しても完全に音が出なくなってから出しても、同じ7,700円払うことになるのなら挑戦してみてもいいと個人的には思いますが、あくまでも最終的な判断は自己責任でお願いします。
今回のまとめ
今回はATH-R70xでビビり音が発生した際の簡単にできる対策方法について紹介しました。
自分でいじることが不安な方は、公式に修理を依頼することも良い方法だと思いますので、今回の記事を一つの意見として参考にしていただければと思います。
それでは。